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市民グループ見張り番

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総会は、会員全員のもの

見張り番の今年度の総会は、コロナ感染予防の関係から会場がとれず、先送りになりました。
10月24日に阿倍野市民学習センターで開催したようですが、総会結果報告の記録が今日まで、まだ世話人にも届いていません。総会の記録にそって、見張り番のこの1年を報告したいと考えていましたが、世話人会代表に求めていますが、現在のところ詳細がわかりません。

すでにこの場でも規約を紹介しましたが、総会は、会員の意見表明や決議の場であり、会員の権利行使の場でもあります。
議論の対象となる「議事」は、「世話人会」で検討し合意したものを総会に提案します。

見張り番の活動内容などを検討し、会員の意見を十分に聞いたうえで、総会の決定とします。 一部の人の思惑で、内容の不備な法人化への提案が進められようとしているようですが、会員全員の意見を聞くべき重要な問題です。

会員のみなさま、どうお考えですか?

# by mihariosaka | 2020-12-29 11:47

市民のチャレンジ

前回は規約の紹介をしました。
どの団体も一般的には、まず自ら制定したルール・会則を守らねばなりません。
変更するときは、構成員総意のもとに行われねばなりません。
見張り番は、毎年総会で活動内容や会計報告を行い、総会の議論を経て承認を得て活動を進めてきました。

11月1日大阪市を政令市から格下げし、4つの特別区に分断する都構想の是非を問う住民投票がありました。都構想についての具体的な説明もないままに、日本全体が新型コロナウイルス感染予防に神経をつかう中で、強引に行われました。

マスコミが様々な視点から都構想を取り上げました。

その中で、10月23日の番組キャストで大阪市政130年の動きが報道されました。今日の大阪市づくりにチャレンジした歴史でした。

関名市長やその時々の市民が賢明に大阪づくりにチャレンジしました。
そして、近年30年の閉ざされた市役所の腐敗にチャレンジした市民の活動が報道されました。

市民は、行政サービスの受け手として、是非が多く取り上げられろなかで、市民を主体としたものはみられませんでした。公正・透明な行政の実現のために、懸命に主権者市民として多様な活動に取り組んできた見張り番が、大阪市の歴史の一端を担ってきたことを、改めて実感させられました。

当時、一緒に議論し、気持ちを共にしてチャレンジした多くの仲間たちの顔が浮かびました。既に亡くなった方々も少なくありません。みんな見張り番を愛し大阪市を愛して、市内在住か否かを問わず、行政の問題に関わっていました。

改めて、民主主義の大切さを思い起こさせてくれたテレビ朝日の報道をうれしく思います。

なお、この記事についての連絡先は、
松浦米子
携帯電話 08095628353
固定電話 0666819424  fax 0666819425
E mail sophoraj8@gmail.com
# by mihariosaka | 2020-11-06 09:24

見張り番の規約

さて、最近の当会について、3回にわたり記事を掲載しました。

第1回 および 第2回は、会報163号と164号に掲載された法人化についての考えでした。文書責任者の署名はありませんが、見張り番としての意思統一されたものではなく、会として決定した内容ではないとのことです。一部の世話人が、法人化にしたいとの思いを会報で公表したものです。(会として決まったものでない文章を無署名で会報に掲載することは、ルールに反する行為です)法人化に関する文章も表現や内容に不備が多く、会としての議論が必要です。

第3回の記事は、見張り番結成時の様子を当時の資料から掲載しました。

今回は、結成時に作成された「規約」を掲載します。もとより、どのようなグループであろうと団体であろうと、会の総意として定めた「きまり」を会員・役員は守らねばなりません。改正すべきときは、会の総意として決定しなければなりません。結成当初の「市役所見張り番」は個々の市民が税金の遣い方にたいして「けしからん」と集まった人たちでしたから、とりあえず必要なことだけを記した簡単な「規約」で、不都合が生じたらその都度会員で修正していこう、という考えでした。

この30年間、この規約を守り、必要に応じて弁護団と相談しながら主権者市民を強く意識した活動を続けてきました。
【規約】
1(目的)
本グループは、行政の不正、腐敗した行政を厳しくチェックし、市民のために、公正な行政を取り戻すために、いかなる党派的立場にも立たず、住民監査請求や住民訴訟を中心にしながら、創意工夫を凝らした運動を進めます。
2(団体の趣旨)
主権者市民として、不偏不党の立場から公金の使途を監視し、不正に支出された公金について住民監査請求、住民訴訟、情報。公開請求を中心とした運動で、不正、腐敗の追及と是正運動に取り組みます。
3(会員)
大阪市民であるかどうかを問わず、広く大阪市政の是正に関心を持ち、監視の行動を行うとする個人は、本グループの会員となることができます。
4(運営)
本グループの活動内容は、会員一人一人の声を大切にしながら、決めていきますが、運営の基本方針を決定する機関として、世話人会を置きます。














# by mihariosaka | 2020-10-19 12:12

市民グループ「見張り番」とは

任意団体で30年間多様多彩な活動を行ってきた市民グループ「見張り番」とは、何を目的として誕生したのでしょうか?これまでにも何度か本ブログに掲載してきたと思いますが、いま、法人化の必要性が会報上で表明されていることから、あらためて確認したいと思います。

*きっかけは、1989年11月に発覚した大阪市の公金詐取事件でした。予算など無視した年間7億円もの公金を食糧費や交際費として、市の幹部職員と一部市議が高級クラブなどで飲食に使っていたのです。
*さらに、約5万人におよぶ職員にたいしては、虚偽の残業手当を年間30億円、10年間にわたって、支出してきました。

市の腐敗を連日の報道で知った市民は、怒り心頭でした。当時、市民オンブズマンとして大阪府の公金不正問題に取り組んでいた弁護士グループを中心に、大阪弁護士会の多くの弁護士の方々が呼びかけて、1990年1月27日に大阪弁護士会ホールに集まった市民らが、市民グループ「市役所見張り番」を結成しました。

そのときの趣意書は次のとおりです。
 「1989年末から、大阪市においては、公金詐取、架空接待、市会議員による飲食代金のつけ回し、ヤミ手当等、目を覆うばかりの違法、乱脈な市政が次々と明らかになりました。
 ところが、このような状況に対し行政当局は事実をひたすら隠蔽しようとするのみで、真摯に反省する様子は全くみられませんでした。また、自らこの腐敗に加担している議員に監視機能の発揮を期待することができないことは明らかです。結局、市民が自ら立ち上がり不正追求の声を上げない限りこの乱脈、不正行為は是正されることはないでしょう。
 そもそも市政は市民のためになされるべきものであり、市民こそが市政の主人公です。この基本的な原則を忘れ、公金を自分のもののように、湯水のごとく使うものが市民の為の市政を行えるはずはなく、これを放置することは民主主義にとって極めて危険なことであるといわなければなりません。
 市民グループ「市役所見張り番」は、以上の認識を共通の前提とし、不偏不党の市民の立場から、住民監査請求、住民訴訟等の法的な請求をはじめとして様々な市民運動をつくりあげ、断続的に大阪市の腐敗や不正問題を追求してゆきます。
 1990年1月」

 毎年、総会資料に全文を掲載し、初心を忘れないよう、確認しています。





# by mihariosaka | 2020-10-05 12:43

法人化の理由ー2(提案者)

前回に引き続き、後半を記載します。(原文ママ、アンダーライン掲載者)

1.全国市民オンブズマン連絡会議に登録されていない団体(大阪)の存在も
 (1)分類A
    全国市民オンブズマン連絡会議に登録されている団体です。
   ① 市民オンブズマン福岡(設立認証年月日1999年9月29日)
     住民監査請求団体の法人化への取り組みで、日本で一番早く、法人化に取り組んだのは、「市民オンブズマン福岡」です。1995年12月に団体が発足し、その後、「1999年9月29日、福岡県の特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を得ました」とされています。「市民オンブズマン福岡」には、発足時から非営利法人に関する会計や税務の第一人者であった公認会計士の赤塚和俊先生がおられました。
   ② 特定非営利活動法人おおいた市民オンブズマン(設立認証年月日2002年9月12日)○
   ③ 認定NPO法人市民オンブズマンおかやま(設立認証年月日2006年4月20日)○
   ④ 特定非営利活動法人 市民オンブズマン連絡会議・佐賀(設立認証年月日2000年8月18日)○
 (2)分類B
    全国市民オンブズマン連絡会議連絡会議に登録されていない団体です。
   ① 特定非営利活動法人 青空会オンブズマン九州
   ② 特定非営利活動法人市民オンブズマンネットワーク行政
   ③ 特定非営利活動法人 葉山町民オンブズマン
   ④ 特定非営利活動法人おおむた市民オンブズマン
   ⑤ 特定非営利活動法人 生駒市民オンブズマン
   ⑥ 安芸高田市民オンブズマン会議
    内閣府NPOホームページでは、上の10団体が認定NPOとして登録されています。

  (3)大阪にきちんとした団体が必要
 大阪に、法人化されたきちんとした団体が必要ではないでしょうか。
 オンブズマンという言葉だけが広く知られている現状で、世話人の携帯電話には相談の連絡があります。行政からの内部告発の連絡もあります。大阪の市民グループとして誕生した団体として認識がされている団体は、現在では「見張り番」だけになっています。府下市町にもオンブズマンの組織があります。
 しかし、テレビや新聞で「オンブズマン」という活動を知ることとなった人がまず、尋ねてこられるのが、わたしたちの市民グループ「見張り番」だけです。見張り番だから、連絡をしてきたというひとがいることも事実です。
 大阪にきちんとした団体を設立する必要があると、世話人会では考えております

2.市民グループ「見張り番」の存在意義と現状の課題
  (1)存在意義
  これまで、私たち市民グループ「見張り番」が大阪市に返還させた公金の額は、住民監査請求・167億7036万円、住民訴訟・41億1336万円で、200億円を超えます。
  この活動には、市民が手弁当で活動してきた重みがありますし、これからも活動を継続していく必要があると考えています。
  (2)新しい取り組み
  「見張り番」世話人会で話し合い、会報にもお知らせしていますが、会員のみなさんに、「見張り番弁護団」のうちから、弁護士の紹介の取り組みをしています。 法律相談扶助として、見張り番から5000円を弁護士に支払、問題が解決した場合には、寄付をお願いするということも行っています
  (3)現状の問題
  見張り番も30年を経過し、創立時の会員さんも亡くなられたり、高齢のため退会をされたりした方も多くなっています。
  会費納入もそれに伴い、徐々に減少し、十分なものとは言えなくなりました。会費収入以外の寄付に頼っている部分もあり、経常的な経費が会費収入だけでは賄えないようになってきました。

3.大阪をよくする行財政監視活動への寄付
  ――見張り番の法人化と「ふるさと納税」の試み」――
  (1)「ふるさと納税」をモデルに
(2)市民グループ「見張り番」が取得する法人格
   市民グループ「見張り番」が取得すべき法人の類型を考えました。市民グループ「見張り番」のような非営利団体に合う法人には、先ほどからあげた特定非営利活動法人(NPO法人)、一般社団法人、一般財団法人があります。
  見張り番では、NPO法人を選択せず、一般社団法人の法人格の取得をし、事業活動を整理して、内閣府の認証を得て、公益社団法人を取得するようにしたいと考えています。
  (3)寄付収入の目標
   ① 300万円を目標に
   ② 使途の制限をつけた条件的寄付の受付も可能

4.おわりに ――つぎの10年も続けられるようにしたい‐―
 30年を迎え、つぎの10年も迎えられるようにするには、どうしたらよいか、世話人会の課題として出てきています。
 寄せられた会員さんからの相談を、また、会員ではないが、「見張り番」のことを何かのきっかけで知って、相談にこられ、感謝していただくこと、そして会員さんになっていただくこともあります。市民グループ「見張り番」の活動というのは、「おおやけのおせっかい」っていうもんだなと思うことがあります。
  今日の総会は、普段の総会とは違います。世話人の一人として、いろいろとやって来て、特に、計理と言うものの中から、こうやればよいと思えることを提案しています。
  世話人会でも折に触れ、議論をし、先行して法人格を取得したオンブズマンの事務局の方にもアドバイスをいただいています。
どうぞ、深いご理解をいただいて、公営社団法人の法人格取得のための会員の皆様からの支援をいただくことをお願いいたします
(以上)








# by mihariosaka | 2020-09-27 14:54